家具の配置を考える
東日本大震災では、我が家は家具の倒壊や器物の破損は幸いにもありませんでした。
スウェーデンハウスの耐震性は確かにすばらしい、と感じたのですが、周りの家もそれほど被害はなさそうで、最近の家の造りは、それなりにどのハウスメーカーも安心できる水準にある、ということのような気がしました。
しかし、スウェーデンハウス・サービスの方に伺うと、沿岸部で津波にのみこまれたスウェーデンハウスの家も、さすがに土台しか残されておらず、「せめて躯体が建っていてくれれば・・・」という期待は裏切られたそうです。それだけ自然の力はすさまじい、ということなのでしょう。
さて、今回は、地震対策として家具の配置を考えます。
我が家は家具の倒壊はありませんでしたが、同じスウェーデンハウスで立てた近所の家では、食器棚がシンクに向かって倒れ、蛇口を破壊し、かつ中の食器も壊滅的でした。男手5人でなんとか持ち上げて(中の食器が飛び出さないように注意しながらでしたので、しんどかった)、元に戻しましたが、同じスウェーデンハウスでもなぜこんなに違うのか、と疑問が残りました。それで気づいたことがあります。それが「家具の位置」でした。
我が家の家具は、食器棚、本棚、たんす、などなど、細長いものは、東西の向きですべて置かれていました。
前述したご近所さんの食器棚は、南北の向きで置かれていました。
そして、震源地は宮城県沖です。我が家からみると、東の方向です。
東の方向で地震が起こると、大地はまず横揺れします。つまり、私の住んでいる仙台では、東西の方向に激しい揺れがくるのです。
■■■■ ←激しい揺れの向き→ ◎震源地
家具の配置
これだと、確かに倒れにくいのではないかと。
ご近所さんの家具の配置は、上の図でいうと揺れの向きに対し直角になりますから、揺れをまともに受け、倒れやすくなっていました。そして実際に倒れました。
我が家の場合は、たまたま家具の向きがそうだった、ということになってしまいますが、もし、将来、大地震がくると言われている場所がわかっているなら(たとえば東海大地震)、おおよその震源地にむかって家具の配置を上図のように考えた家作りも考慮してはいかがでしょうか。
もちろん、これは私の思いつきでしかなく、実際に多くの家を検証したわけではありません。
地震学者でも防災のプロでもありませんが、このような考えも「備え」になるかと思います。
皆さんの家の家具の向きなど、お分かりになりましたら、地震との関連性の結果(倒れたかどうか、など)を教えていただけると助かります。
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Posted by askit_bp at 23:34│
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さとさん、
3種がそれほど高いとは思いません。1種だと1階と2階で2つ必要ですが、3種だと1つで間に合ったような記憶があります。なにより、メンテナンスの容易さで考えると、3種がいいと思います。
仙台でエアコンのみはきついと思います。パネルヒーターか薪ストーブがいちばんいいと思いますよ。