結露対策 その2
本日のテーマ 「結露対策その2」
結露を発生させるメカニズムは前回説明しましたね。
今回は、それを防ぐ方法です。
■結露を発生させない工夫
前回のメルマガでは、空気を流れるように換気扇を回すメリット
を書きました。回しっぱなしにするんです。
そんなに回したら壊れるんじゃないか、との心配もあるでしょう。
こわれたって、数万円です。
結露による家の破壊を考えたら、安いものです。
さて、空気のよどむところはどうするのか、という心配も
あるでしょう。
その場合、家具の配置を考えてください。よどむ場所は限られて
いますでしょうから、
窓 → 各部屋 → 廊下 → トイレ・浴室換気扇
の流れの中に、家具を置けば、空気の流れが
ちょっと複雑になります。よどみはなくなるでしょう。
さすがに壁は動かせませんから、押入れなどは、ちょっと
難しいですが。
■結露のない家を建てること
これからマイホームを新築しようとしているならば、
ぜひ、結露ゼロの家を目指してください。
キーワードは、
高断熱・高気密・計画換気・快適空間
です。
いまでは、高断熱・高気密は当たり前ですが、中には
「中断熱・中気密」が健康にいい、という人もいます。
たしかにそうかもしれませんが、家の健康まで考えると
どうでしょうか。
ここでいう「高断熱・高気密」とは、
断熱性の高い躯体、隙間率の限りなく小さい家、
を意味します。
断熱性の高い壁を使っていても、スカスカで気密のない
家では、結局かびが生えます。
その逆もありますね。
そして、計画換気です。
これがまた曲者なのです。
よく考えて、選ばなければなりません。
■設計上の注意点
空気の流れを考えて設計さんとよく相談してください。
高気密の家だと、空気の流れが設計どおりになります。
穴だらけのストローだと、ジュースが飲めませんよね。
でもしっかりしたストローだと大丈夫です。
どこから新鮮な空気が部屋に入ってくるのか、
その空気はどこを通るのか、
最後にどこから戸外に排出されるのか、
これを考えていきます。
なるべく空気のよどみが無いように考えます。
さらに、換気の方式には2種類あることも
考えておきましょう。これ、重要です。
そして、空気の質ともいえる「快適空間」。
これも大事なポイントです。
つづきは次回にて。
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■裏技
設計さんと話し合うときは、間取りも大事ですが空気の質も
大切です。換気の方式を含め、これを優先して話し合って
みてください。
換気システムのメンテナンス性や気密の仕様のありかたを、
間取りやデザインに優先する設計さんと出会ったら、
大当たりだと考えてください。
間違いなくいい家になります。
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Posted by askit_bp at 08:00│
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