家づくりの成功と失敗 ■15.吹き抜け
吹き抜けのある家、それは僕の憧れ。
し か し
我が家には、
吹き抜けは無い。
だって、お金がなかったんだもん。
吹き抜けにすると、それだけフロアスペースがなくなるわけでしょ。
やっぱり、吹き抜けって、ひろーい家の特権みたいなものですからねぇ。
しかし、あの開放感はたまらない。
でも、
吹き抜けって、開放感だけでしょうか。
空気の流れを大きく狂わすものにもなっているんじゃないだろうか。
つまり
●開放感を得られる手段としての
吹き抜け
開放感を求めるのなら、天井高を一段伸ばす「ハイパネル」、斜天井、っていうのも、選択肢としてはアリではないでしょうか。
●空気の流れを計算した上での
吹き抜け
暖かい空気は自然に上へのぼっていきます。
なので、冬は1階の暖房で暖められた空気が、2階へ行くので、そのあたりの空気の流れを利用した空調設計が求められます。
しかし、夏場はどうでしょう。
。。。
2階のエアコンで冷やした空気が下に降りるでしょうか。
うーむ。理論的にはうまくいくような気がしますが、意外と冷気は効率よく回る気がしません。
●明るさと(おそらく)ハメ殺しの窓のメンテ
開放感は絶対得られます。
天井の高い家では、子供が賢く育つ、なんていわれますし。
そして、きっととても明るいことでしょう。
なんてったって、
吹き抜けのその上には、窓があるわけですから(おそらく、多くの場合)。
でも、その場所が吹き抜けならば、どうやって、その窓の掃除をするのでしょう。足場がない。
これは、もう、ハメ殺し窓にするしかありませんね。
■
吹き抜けのメリット
・自然光が入ってくるので、明るい。
・天井が高いため、開放感がある。
当然、さらに広い空間を感じることができる。
・2階の吹き抜け部分は、容積率の計算上、延べ床面積に入れなくても良い。
■
吹き抜けのデメリット
・空気の流れが広い空間にとどまる可能性がある。
→シーリングファンなどで空気をかきまわす措置があればOK。
・メンテナンス面で不利。
かなり高い天井になるがゆえ、窓・照明・シーリングファンなどを掃除するとき、足場をどうするのか、考えなければなりません。
照明などは、自動昇降の機能が付いたものを選ぶとよいでしょう。
また、新築時にはきれいだったクロスも、年月とともに染みがつくことがあります。埃もたまります。
窓も掃除できないでしょうから、あらかじめ結露のしにくい窓(2重窓、3重窓)にしておくべきでしょう。
・リビングに吹き抜けがある場合、冷暖房が上手く機能しない。
大空間になりますので、それだけ冷暖房機器の負荷が大きくなります。
空気の流れとともに、冷暖房システムもよく設計しておかないと、いけません。
→設計さんの腕の見せ所
・工事費の計算上、吹き抜け部分の面積が算入されることが多い。
■
吹き抜けのオススメ度
★★★★☆
デメリットは多い
吹き抜けですが、それでもなお、明るさと開放感はすばらしい。
近所の友人宅の、すばらしい大空間を見てしまったら、憧れは募るばかり。
というわけで、僕がもしスペースに余裕のある家を建てる機会があるとしたら、
吹き抜けを作ります。
当然、空気の流れをしっかりコントロールするため、高断熱・高気密のつくりにします。 → やはり
スウェーデンハウスか!
メンテナンスも、根性でなんとかやります。
というわけで、
吹き抜け、バンザイ!
■00.目次
■01.階段下収納の扉
■02.階段手すり子
■03.LAN配線
■04.ホームシアターのもくろみ
■05.窓の数と位置
■06.ホスクリーン
■07.ベランダのオーバーハング
■08.キッチンの設計
■09.IHクッキングヒーター
■10.パネルヒーター
■11.薪ストーブ
■12.換気システム
■13.ウッドデッキ
■14.洗面台
■15.吹き抜け
■16.家の位置(東南角地は本当にいい?)
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Posted by askit_bp at 18:50│
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吹き抜けって大好き。
冷暖房効率とか、光熱費とか、床面積(建築面積)とか、建築コストとか、
そんな超現実的なこと全然考えなくってよければ、
吹き抜けなんてばばーん! とどでかくいきたい。
だけどそんなの現実にはまずもって不可能・・・。悲しいけど事実なのよ。
でも
吹き抜け【The Tinos!】at 2005年06月13日 22:26
吹き抜けを作った場合強度が落ちるので、しっかりと構造計算できる工務店にまかせないと地震で泣くことになります。
それもデメリットかな。
最近、構造計算もまともにやってない2階建て(もともと2階建てに構造計算はいらない)の建売に、吹き抜けがありますが、私は不安です。
これ、防災士としての私の私見です。
でも、いままで読ませていただいた感じからすると、スウェーデンハウスなら全く心配なさそうですね。
はじめまして。
「建築家と建てた家での生活」の管理人ユハと申します。
吹き抜けについては、たしかにおっしゃるとおりですね。
賛否両論あります。
もちろん、決定したただ一つの「正解というのはないかもしれませんね」
やはり、施工面積に組み込まれてしまう
その分床面積を損する
例田案棒の熱効率が落ちる
といったデメリットはあります。
それに対し、
「開放感を得られる」
といった大きなメリットがあります。
よく検討したいところですね。
とっちゃん、
さすが防災士。
その通りです、確かに強度がおちるというデメリットもありますね。
むやみに2階部分の床をぶち抜くのは、シロートからみても、強度が落ちるのはわかりますものね(階段だって、よく考えれば吹き抜けか、、、ま、これは必要最低限のモノですから)。
あと、2階にお風呂を設置するケースで、浴槽の底を下げるために床をぶち抜くのも、構造上よろしくないそうですね。ほかにもいろいろありそうですが、このあたりをしっかりアドバイスしてくれる設計さんなら、安心だと思います。
とっちゃんのコメントが、この記事を補完してくれました。
ありがとー!
ユハさん、
ブログ、拝見しました。吹き抜けの記事もありましたね。
吹き抜けの上の斜天井にトップライト、しかも北向き。
これは僕も大賛成です。
まさに、近所の友人宅と同じような感じです。
デメリットも多いですが、やはりメリットも見逃せませんね。
これから新築する人のヒントになりますね。
始めまして! てぃのまみーと言います。
いつも楽しく読ませていただいてます。
現在家作り計画中。スウェーデンハウスも検討したけど、
予算とかいろいろ考えてやめちゃいました・・・。
あすきっとさん、いいですねえ。
我が家は現在大きな吹き抜けを検討中です!
いろいろ空調、照明、強度とか、考えるとこは多いけど、
トータルに考えた結果、採用しようと思ってます。
家作りにDIY、いろいろ参考にさせていただきますので、
これからも訪問させてくださいね〜。
てぃのまみーさん、
こちらこそ、はじめまして。
大きな吹き抜け、となると、やはりリビングになりますか。
もし、東南向きだとすると、夏の暑さは相当なものになりそうですよ。
このあたりも、考えてみては。
あと、強度の話になると、とっちゃんもコメントしていますが、しっかり構造計算してもらってください。
あとは、吹き抜けのある暮らしを、思いっきり楽しんで!
ブログ拝見しましたが、バイリンガル子育て、面白そうですね。
ウチの子は、「えーびーしーでー、えふえふじー」と歌って、英語ができる錯覚をおこしてます。
こんにちは!
吹き抜けって言うことでしゃしゃり出てきました。
我が家はとにかく、来訪者に驚いてもらうために玄関の吹き抜けにしました。
2坪弱の吹き抜けですが隣接する階段の吹き抜け部分と手すり子仕様にしたために、玄関から上を見上げれば4坪の吹き抜けに見えてしまう仕様になってます。
吹き抜け設置のもう一つの理由は、実は、家の外観に対し床面積を下げ、評価額を少しでも下げようとすることからなのです。
南側から家を見れば42坪に見えて、見栄が張れる!?仕様になってます。
我が家のデメリットといえば、子供部屋が吹き抜けのせいで1つ足りません。
お、ええやんさん宅は玄関吹き抜けですか。
たしかに、階段とあわせると、相当広い空間ができますね。
しかもテスリーコ(我が家も手すり子で、結構気に入ってます)。
それと、評価額を下げることができるというのも、メリットですね。
我が家の吹き抜けはリビング上部の南側になります。
FIXの窓を2枚つける予定。やっぱり暑さ対策は必要ですよね。
1階から開閉できるスクリーンとかがいいのかなあ。
構造については、吹き抜け開口部分の東側と西側に、
南北に50cmくらいの梁を走らせる予定にしています。(説明が怪しい…)
そのため高めの天井高(270cmくらい)が、梁の部分だけ220cmになっちゃいますけど、
強度を確保する方が大事だし、意外に面白い使い方ができるかも、
なんて期待しているとこです。
工務店さんも、最終的に計算して問題ないようにします、と言われてました。
もちろんうそをつかれても見抜けないんですが…。
吹き抜けに面する2階の2辺(東と北)は手すり子で、西面が壁、南面が窓の予定。
どうなるかなあ。
アドバイスなどあれば宜しくお願いします!
てぃのまみーさん、
なんか、すごく大きな吹き抜けのようですね。うらやますぃー。
50センチの梁で、強度を保つんですね。
近所の友人宅も、そんな感じの大きな吹き抜けです。
強度的には、問題なさそう、と感じます。
あとは暑さ対策、FIXの窓からの夏の日差しですね。
冬は逆にぽかぽかでしょうけど。
屋根の庇を長めに張り出してもらう、というのはどうでしょう。
スクリーンもいいでしょうけど、窓の内側で日差しをさえぎるのと、窓の外でさえぎるのとでは、効果は相当違ってきます。外側でスクリーンを自動操作できるのがあると完璧でしょうけど(ないか、そういうモノ)。庇を長めにとる、やっぱりこのあたりかなぁ。
他になにかいいアイデア、あります?(←みなさん、お助け、プリーズ)
やっぱり暑さ対策ですね。
そっかー、内側からより外側からなんですよね。
でも、庇を長めに取ると値段も張るし、
屋根の形状が9寸勾配の大屋根で、
吹き抜け部分ではあまり下のほうに庇がこないんで、
オーニングとかで手を打ったほうがいいのかなあ・・・。
いろいろ参考になります。
また他にも質問させてくださいね!
うーむ、それはまさに近所の友人宅にそっくりだ。
南面のリビングに大きめの吹き抜けになってますが、夏を迎えるのは今年がはじめて、という状況。
友人宅の庇は、やはりちょっと長めにとっていたような気がするなぁ。
(本人の登場を待つとするか、、頼んだよ!)
夏の日差しは高い角度から来るので、ほんのちょっとの長めの庇で日光はカットできるはず。冬の日差しは低い角度からくるので、結構たっぷり日を家の中に入れることが可能。
その、ほんのちょっとの長めの庇、ってのがミソだと思います。
夏の太陽の高さと家の位置、担当の設計さんはどのように考えているでしょうか。
そのお友達の意見を聞きたいところですねえ。
我が家は今のところ工務店標準の75cmの庇になってたと思います。
90cm以上だと床面積に入るか、なんかの制約があるんですよね?
予算があれば、かっこよく出っ張った庇を付けれるんでしょうが・・・。
今度工務店さんと話をする時にいろいろ聞いてみまーす。
ほんとにアドバイスありがとうございます!
私も吹き抜けの上の窓のメンテについて
この前、書いたばかりなので、思わずクリックしてしまいました。
ちなみに照明器にも手が届かないんですよ〜
電球が切れてから考えることにします(-_-;)
(ちなみに私は、はじめから自分の手では
メンテできないのを分かっていて設置しました。
「後でどうにかなる」と楽観的な性格なので)
てぃのまみーさん、
床面積が関係しない程度の庇で、予算との兼ね合い&効率の程度(?)、これらのバランスを考えるのは、さすがにシロートには難しいですね。
工務店さんとのお話し合いがよい方向に行くといいですね。
工務店潜入主婦さん、
女性の立場で家づくりを考えるのは、絶対必要だと思います。
女性の設計士さんだと、主婦の気持ちに共感してくれるんですよね。
で、吹き抜けのメンテですが、「何とかなるさ」ってな感じの方が多いですね、確かに。
僕もきっとそうなります(爆)。
あらかじめ、覚悟ができているのとそうでないのとでは、だいぶ違いますからね。
設計さんがメンテのヒントをくれると、施主としては助かるんでしょうね。